転職体験談

製薬会社 〔初任給(基本給)相場 22.3万円〕

日本は医薬品の世界市場規模第2位に位置し、現在、国内の製薬企業数も2,000社を超え、とても裾野が広くなっています。製薬会社は大きく分けて5タイプ(メガファーマ/スペシャリティファーマ/ベーシックドラッグファーマ/.ジェネリックファーマ/.OTCファーマ)、2010年問題もあり、各社ますますの開発競争、販売競争、また規制緩和も手伝って、世界的な業界再編が進みつつあります。製薬企業への就職を目指すには、業界を取りまく環境にもアンテナを立て、情報収集しておきたいところです。また、製薬会社の就職戦線は早いので、早め早めにしっかりとした業界・企業研究と対策が必要です。薬学部卒業後、製薬メーカーに就職する割合は約12~13%程度、入社後、研究、臨床開発、生産管理・品質管理、学術、MRといった各分野に配属されます。中でもMR(医薬品情報担当者)としての配属が約10%前後と大手製薬会社を中心にMR採用が多いことが伺えます。製薬会社を目指すには一番の近道といっても良いでしょう。但し、製薬メーカーへの転職は、MR⇒MR、研究⇒研究、といったように、これまでの職種経験・スキルを元にステップアップでご転職いただけるケースが大半となりますが、学術など、一部、同じ職種経験がなくても転職可能なケースもございますので、詳しくはお問い合わせください。

メリット

  • 専門知識やマナー研修など、教育制度が充実しており、高い専門知識とともに社会人としての素養も学べる。また、キャリアパスが充実しているので、希望と能力に応じたステップアップが可能で薬剤師の肩書きにこだわることなくチャレンジできる。
  • 毎日多くの医師やMS、薬剤師といった知識レベルの高い顧客と接することができ、人間的に成長できる。(MR)
  • 成果に応じた報酬を得ることができ、一般に高給・高待遇である。福利厚生も充実しており、女性の場合には産休・育休後の復帰も当然のこと。

デメリット

  • 職種によるが、総合職採用の場合には転居を伴う配置換えの可能性もある。
  • 訪問先の医師のスケジュール、講習会や学会などで夕方以降や休日に時間を割かなくてはならないことがあり、時間的にも生活リズムが不規則になりがちである。(MR)
  • 残業が多く、生活リズムを整えることに気遣いが必要。(研究)

体験談一覧

体験談 1
やみくもに転職活動を行うことは避けたかったため、社風やフィーリングが自分に合いそうなところを相談しながら選んでいきました。
  1. 年齢:29歳
  2. 性別:男性
  3. 勤務地:非公表
  4. 希望業種:臨床開発モニター
体験談 2
得意だったプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力が活かせることが一番のやりがいです。
  1. 年齢:28歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:非公表
  4. 希望業種:非公表

CRO・SMO 〔初任給(基本給)相場 21.6万円〕

通常、開発には10年超の歳月と150~200億円のコストがかかると言われています。製薬会社間の国際的な競争激化を背景に、各製薬会社とも優れた医薬品をいかに市場に出すか、新薬開発から承認申請までのスピードを加速させる動きが活発です。その新薬開発のプロセスの中核にある臨床試験(治験※)は元々製薬メーカーの中 で完結していましたが、外部に委託し、効率化しようとする動きを強めています。

(※)治験:新薬開発の過程で患者さんに投薬する「治療を兼ねた試験」のこと治験実施に関わる外部機関にはCRO(受託臨床試験実施機関)と呼ばれる形態とSMO(試験実施機構管理機関)と呼ばれる形態があり、CROが製薬メーカー側をサポートするのに対し、SMOは病院などの医療機関側をサポートするといった違いがあります。

CRO には主に「モニタリング(CRA)」「データマネジメント(DM)」「統計解析」といった職種がありますが、CRAは、スムーズな治験の進行の確認(モニター)するために、医療機関を訪問し、交渉を重ね、症例報告書の回収やチェックを行います。DMは有効性や安全性を証明する治験データを入力・修正・管理し、統計解析では、得られた治験結果(効能・効果)を統計学的に解析し、データを完成させます。

SMOでは(治験コーディネーター(CRC)と呼ばれる担当者が治験管理業務(GCP の基準に沿って、進行状況の管理、記録・報告書の作成、患者への事前説明)を行います。

厚生労働省も治験活性化策として「CRO・SMOの育成」を打ち出すなど、治験関連ビジネス環境の整備に動いており、更なる需要が見込まれるとともに、薬剤師の活躍のフィールドとしても注目されています。薬学知識という専門能力を生かし、活躍の場を広げてみたいと思っているチャレンジ精神旺盛な人に向いているでしょう。

メリット

  • 新薬開発の一端を担うことができるため、医療や社会への貢献度が非常に高く、常に医学の最新情報に触れられる。
  • さまざまな領域の開発に携わることができ、専門性が高く、かつ幅広い知識が習得できる。そのための研修体制も完備されている。
  • 自分でスケジュールを組んで行動することができる。(CRA/CRC)
  • 医師や看護師といった薬剤師以外の医療従事者との接点が豊富。また被験者(患者)に接し、病気の改善が見られるなど、より臨床現場の近くで薬の有効性を肌で感じることができる。(CRC)

デメリット

  • 本社は東京・大阪といった首都圏に集約され、担当医療機関へは出張で対応を行うことが一般的であるため、エリア限定で働きたいという希望はかないにくい。
  • 基本的には土日休みだが、治験プロジェクト開始直後や終了直前には時間外の勤務が頻繁になることもある。
  • 患者との接点が少ない。(CRA/DM)

体験談一覧

体験談 1
やみくもに受けることは避けたかったため、社風やフィーリングが自分に合いそうなところを相談しながら選んでいきました。
  1. 年齢:26歳
  2. 性別:男性
  3. 勤務地:非公表
  4. 希望業種:臨床開発モニター

医薬品卸 〔初任給(基本給)相場 21.2万円〕

医薬品卸は製薬会社が製造した医薬品を医療機関、薬局に届けるという重要な流通機能を担っています。職務としては各製薬会社の医薬品情報の収集管理、得意先等からの 問い合わせ対応、MS(営業担当)向けの資料の作成や勉強会・セミナー開催が中心です。

最近では医薬品卸各社とも企業規模の大小を問わず、経営規模の拡大、企業力UPのための吸収合併や営業権譲渡、業務提携等のM&Aによる業界再編を加速させており、2009年11月現在、日本医薬品卸業連合会加盟社数は99社と1991年の369社と比べて1/4程度となっています。今後は異業種卸との提携も注目され、医薬品卸への採用数も減少傾向になると予測されるため、綿密な情報収集と早めの行動が必要になるでしょう。

メリット

  • 原則土日休み、比較的時間的拘束が少なく、プライベートとの両立がしやすい。
  • 多数の製薬会社の医薬品を取り扱うため、常に最新の幅広い知識が習得できるとともに、医薬品の安定供給、適性使用のための情報提供といった観点から患者の健康に大きく寄与できる。

デメリット

  • 薬剤師資格を必要としない庶務業務も兼務しなくてはならないことがある。
  • 患者との接点が少ない。

病院 〔初任給(基本給)相場 21.2万円〕

全国の病院数は、約8,800施設です。病院薬剤師は全国で5万人以下と、調剤薬局の従事者数約10万人に比べると半数以下ですが、薬科大学・薬学部をご卒業された方の多くがこの病院薬剤師としての就職を希望されているのが実情です。

1. 急性期病院

特に、臨床現場の最前線である急性期医療に携わることができる大病院への入職希望者は多く、その分、総合病院や大学病院への就職は狭き門となっています。医師や看護師をはじめとする医療従事者とのチーム医療の元、最適な治療方針について協議し、患者様が快方に向かうための高度な医薬品の知識が求められます。大学病院などの大病院は新卒採用が大半となりますので、中途採用の募集はほとんどなく、転職市場として考えられるのは一般的に病床数150床未満の小規模病院となります。

メリット

  • 患者様の病態を経過ごとに観察できるなど、臨床現場の第一線でしか積めない高度で専門性の高い貴重な経験を吸収できる。とりわけ、最最先端医療の臨床を担う大学病院では、通常業務のほか、基礎研究や学生教育にも携わることができるなど、知識、見識も深まる。また、注射剤の調剤も行える。これからますます薬剤師としての職能が重視されて くる中で、確実、着実にスキル向上を目指すなら急性期病院へ。但し、募集は調剤薬局やドラッグストアなどの他の業種に比べて少ない。

デメリット

  • 救急医療を手がける病院の場合には、当直や夜勤がある。
  • 石の上にも3年・・・院内薬局での調剤から病棟に出て直接患者様への服薬指導が行えるまでには、規模が大きくなればなるほど、一つ一つのステップを踏んでいくため、時間がかかる。
  • 入社時の給与は調剤薬局やドラッグストアなどと比べて低い傾向にあります。
2. 専門病院

専門病院では、それぞれの専門領域の臨床に深く携わることができる。いわゆる専門領域のスペシャリストを目指すならここ。

メリット

  • 認定薬剤師・専門薬剤師の資格取得がしやすい。※≪専門薬剤師≫は現在、「がん」「感染制御」「精神科」「妊婦・授乳婦」「HIV感染」の5つ。

デメリット

  • 深い知識と経験の習得ができる分、専門以外の分野には携われない。
3. 慢性期病院

慢性期病院は、患者様の病状が安定しているため、高度な最先端治療というより、処方や服薬指導の内容も限定されてくるなど、ともすればルーティンワークとなってしまいます。スキル面の向上よりも就業時間などの労働条件の面を重視される方には向いているものと思います。

メリット

  • 残業が少なく終業時間が比較的早い。家庭との両立やプライベートを充実させたい方向き。
  • 当直や夜勤がないところが大半。

デメリット

  • 処方、服薬指導の内容ともに限られてしまうため、スキルの向上では物足りなさもあります。

調剤薬局 〔初任給(基本給)相場 24.8万円〕

全国に5万3000件ある調剤薬局のうち、店舗数100店舗を超える店舗展開をしている大手調剤薬局チェーンは全国で10社足らずとなっており、中小規模で経営している薬局が全体の大多数を占める中、ひとえに調剤薬局といっても、会社規模や配属先の店舗規模、処方箋応需機関はもちろん、仕事内容や就業環境にもばらつきがあり、教育研修制度から薬局内の設備、システムに至るまで、多種多様に異なるため、会社ごと、薬局ごとの特色を良く理解、把握した上で、何を一番重視したいポイントか、優先順位をつけて検討されてみることをお薦めします。ここでは、あえて、大手調剤薬局チェーンと個人薬局の2つに分けて分析してみたいと思います。

1. 大手調剤薬局チェーン

大手調剤薬局の魅力は、なんと言っても教育研修制度がとても充実している点です。何事も最初が肝心、だとすると、吸収力のある若いうちに薬学の知識が詰まった原石に磨きをかけて、スキルを磨いておくことは、必ずや後々の礎となります。

メリット

  • 入社時の基礎研修やフォローアップ研修、マネージメント研修などの階層別の集合研修のほか、個人で学べるeラーニングが受講できたり、学術大会への参加、海外視察研修などを行っているところもある。研修認定薬剤師制度の資格取得支援を積極的に行っている会社も多く、研修認定薬剤師の資格取得を目指すなら大手調剤薬局が望ましい。
  • 総合病院や大学病院の門前薬局は大手調剤薬局が占めることが多いため、大型門前薬局での就業経験が積みやすい。
  • 各種社会保険の完備はもとより、借上社宅制度や、その他、福利厚生が充実。産休・育休も取得しやすい。
  • 一薬剤師から管理薬剤師、店長を経て、エリアマネージャー、店舗開発、本社での人事ほか管理業務等、多彩なキャリアパスが用意されている。
  • 総合病院の門前からクリニックの門前、面分業など、店舗異動することで多岐に渡る店舗での経験が積める。
  • 調剤薬局の二極化が進む中、業績が安定している大手会社に入社すれば将来の不安が少ない。
  • 総合病院の門前薬局などでは、POSや自動監査システムをはじめ、全自動分包機など、高度な設備や最新設備が揃っているため、多種多様な機器類の取扱いも可能となる。

デメリット

  • 異動や転勤が生じる可能性が高く、通勤距離が遠い店舗に配属される可能性もある。
  • 店舗ごとに規模・科目・枚数・医薬品種類・人間関係・雰囲気等、大きな偏りがある。
2. 個人経営薬局

メリット

  • 地域のかかりつけ薬局としての役割が強く、地元住民(患者様)、医療従事者との密着度が高い。
  • これからの高齢化社会でニーズが高まる在宅を手がけているところもある。
  • 大手調剤薬局と比べて、給与水準が高いところもある。
  • 店舗数、規模にもよるが、特定の地域のみで小規模で店舗展開しているところは、異動があっても転勤のリスクが少ない。
  • 経営者との距離が近いため、経営者との相性がよければ、将来的な独立に向けて薬局経営のノウハウを身近に学べるケースもある。

デメリット

  • 経営者との距離が近いため、会社方針・考え方が合うかどうかが肝心。
  • 調剤薬局の二極化が進む中、会社経営がうまくいっているかどうか、きちんと見極めておく必要がある。
  • 福利厚生面で物足りなさがあるところもある。
  • 給与テーブルが定まっていないことで、不公平感を感じるケースもある。
  • 教育研修制度が充分に整っておらず、OJT(実地研修)のみのところも散見。

体験談一覧

体験談 1
子供が小学校に進学するのを機に、正社員として働きたいと考え家事と育児の両立をしていく上で、自宅から近い薬局で正社員として働けないものかと転職を考えました。
  1. 年齢:38歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:東京
  4. 希望業種:調剤薬局
体験談 2
早番、遅番のシフト制が採用されているかどうか、処方箋枚数に対して薬剤師人数が十分揃っているか、またプライベートも重視した社風かどうかをポイントに見ました。
  1. 年齢:30歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:神奈川県
  4. 希望業種:調剤薬局
体験談 3
まずこれから組織を作って行こうとしている会社。 解りやすい言い方をすれば、第二の創業という考えを持っていて、次に診療報酬の改定から、在宅業務に力を入れようとしている会社。 という事を優先しました。
  1. 年齢:33歳
  2. 性別:男性
  3. 勤務地:東京都
  4. 希望業種:調剤薬局
体験談 4
復職する時はブランクが不安でしたが、先輩のママさん薬剤師もいて心強く、パートから正社員への登用実績もある調剤薬局に復職できて毎日充実しています。
  1. 年齢:37歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:埼玉県
  4. 希望業種:調剤薬局
体験談 5
事前にコーディネーターに色々と確認していただいたお蔭で、ほぼ最初のイメージと乖離のない状況で就業ができました。
  1. 年齢:28歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:東京都
  4. 希望業種:調剤薬局(派遣)
体験談 6
経営者サイドとダイレクトに話ができ、これまではやりたいが出来ずにいたことも会社のバックアップの元、実施できる環境であり、日々の業務に確かな充実と達成を感じています。
  1. 年齢:40歳
  2. 性別:男性
  3. 勤務地:大阪府
  4. 希望業種:調剤薬局
体験談 7
研修や勉強会が充実している以外にも、資格取得などのキャリアアップにも力を入れている所が良いなと思いました。
  1. 年齢:29歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:兵庫県
  4. 希望業種:調剤薬局

ドラッグストア 〔初任給(基本給)相場 27.6万円〕

ドラッグストア業界は、年々成長を遂げ、売上高5兆円を超える成長産業。全国の店舗数は、9800店舗と10000店に迫る勢いです。近年、調剤併設店も増えたことで、医療用医薬品から一般用医薬品の取扱いはもちろん、化粧品、健康食品、日用品、さらには食料品、酒類に至るまで幅広い品揃えの店舗形態も増えており、また価格も低廉ということもあり、今やコンビニ以上に便利な位置づけとなっています。なんと言っても、新卒入社時の給与水準は業界で最高水準といえるでしょう。

メリット

  • 調剤部門を持つドラッグストアチェーンが大半。医療用医薬品(調剤)と一般用医薬品(OTC)の両方に携われる。なかには、在宅にも注力している会社もあり、これからのニーズが高い在宅にも携われる可能性もある。
  • 上場企業も多く、大手チェーンが大半。大手調剤薬局チェーン同様、研修制度の充実や多彩なキャリアパスが用意されている。ドラッグストアならではのキャリアとしては、各店舗に入店し各店舗の問題把握・改善、売上ほか、その他数値管理、人材育成などを行うスーパーバイザーという道もある。
  • 各種社会保険の完備はもとより、借上社宅制度や、その他、福利厚生が充実。産休・育休も取得しやすい。
  • 患者様やお客様とのふれあいを感じたり、薬剤師以外のスタッフとの連携、コミュニケーションが取れる。接客販売を行うサービス業に魅力を感じることが出来る方にはベスト。
  • 売上・利益を追求したい方には向いている。
  • 給与水準が高い。
  • 一括大量仕入れによるコストの削減や商品の共同開発等のスケールメリットを活かすべく、大手や地方中堅ドラッグストアが業務・資本提携したり、M&Aによる合併や子会社化が行われ、大きなグループ化が進んでいるが、業績が右肩上がりに伸びている大手ドラッグストアチェーンも多く、将来への不安が少ない。

デメリット

  • 医薬品以外の販売も行うことに抵抗がある方には不向き。
  • 深夜まで営業している店舗も多く、シフト交代制での勤務となる。遅番の日には終業時間が遅くなる。また、日曜日や祝日も営業しているため、出勤の可能性が高い。
  • チェーン展開が多く、異動や転勤が生じる可能性が高い。通勤距離が遠い店舗に配属される可能性もある。

体験談一覧

体験談 1
患者様以外の元気なお客様もよくご来店されるので、お客様との会話からパワーをもらうこともあり、医薬品販売を通じた接客にもやりがいを感じています。
  1. 年齢:27歳
  2. 性別:女性
  3. 勤務地:非公表
  4. 希望業種:ドラッグストア
薬剤師キャリアコンサルタント メンバー紹介

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