クローズアップ新薬

クローズアップ新薬

ウリトス(キョーリン製薬)、ステーブラ(小野薬品工業)

ウリトス(キョーリン製薬) ステーブラ(小野薬品工業)
ウリトス(キョーリン製薬) ステーブラ(小野薬品工業)

過活動膀胱(OAB)の認知度は、あまり高くありません。ところが40歳以上の12.4%、約810万人の潜在患者がいるといわれています。従来の抗コリン薬より膀胱選択性が高く、口渇や便秘などの副作用の少ない過活動膀胱治療薬が発売。ウリトス/ステーブラ(イミダフェナシン)は、ベシケア、デトルシトールに続く、3番目の過活動膀胱治療薬です。

Q1:OAB(overactive bladder)とは?
正常な膀胱は最大尿意でも収縮しませんが、過活動膀胱では排尿筋が勝手に収縮してしまいます。2002年に『尿意切迫感(急に起こる、抑えきれない程の強い尿意で、我慢するのが困難な愁訴)を必須の症状とし、通常は頻尿と夜間頻尿を伴い、切迫性尿失禁は必須ではない』と定義づけられました。
Q2:他剤と違いは?
ベシケアは半減期が長く、ムスカリンM3受容体の選択性が高いです。デトルシトールは短い半減期を徐放製剤化して1日1回投与にしました。脂溶性が低く、中枢系の副作用が少ないといわれます。ウリトス/ステーブラはM3とM1受容体に選択性が高く、マイルドで副作用が少ないのが特徴になります。
Q3:ムスカリン受容体のサブタイプとは?
ムスカリン受容体は、M1~M5のサブタイプがあります。膀胱収縮は主にM3受容体が関与します。唾液腺や大腸にもあるので、受容体の遮断作用により口渇(口内乾燥)、便秘、眠気、認知力低下などの副作用が残ります。

【効能・効果】

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁

【用法・用量】

通常、成人にはイミダフェナシンとして1回0.1mgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する。

詳しくは…
杏林製薬株式会社 : http://www.kyorin-pharm.co.jp/
小野薬品工業株式会社 : http://www.ono.co.jp/

(日本医大千葉北総病院薬剤科医薬品情報室 浜田康次)

クローズアップ新薬一覧へ戻る
メディカル・プラネットでは、薬剤師の資格を持った方の転職をサポート。
求人情報の検索はこちらから!
薬剤師
製薬・医療関連企業への転職
キャリアアップへの道 特集 キャリアアップへの道
製薬・医療関連企業でのキャリアアップお役立ち情報。様々な職種についてご紹介。
薬剤師のキャリアチェンジ 特集 薬剤師のキャリアチェンジ
薬剤師のキャリアチェンジ情報。キャリアチェンジポイントをご紹介します!